「風邪をひいたらたまごがいい!」と聞いたことはありませんか。

その理由は、たまごが「完全栄養食」と称されるほど、良質なたんぱく質や、身体にとって必要な栄養素が豊富だから。

風邪の原因はウイルスの侵入や細菌感染などですが、ウイルスが体内に入ってしまった場合、体の中の白血球はウイルスと戦い、熱を出すことでやっつけます。体は外から入ったウイルスの抗体をつくろうと一生懸命に働きますが、その時に必要なのがたんぱく質なのです。

たんぱく質には、自己免疫力をアップさせるインターフェロンを作る働きもあるため、薬のない時代には、風邪には、たまご酒、たまごスープ、たまご粥といった、たんぱく質が豊富で消化が良く免疫力をアップしてくれる食品として、たまごを摂ることがすすめられていたのです。

そして細菌感染の場合には、卵白が大活躍します。

卵白は、たまごの黄身を細菌から守っています。そこには、細菌の細胞壁を分解し撃退するリゾチウムという殺菌酵素が含まれています。このリゾチウムが炎症を抑える働きを持ち、喉や気管支などに作用し、喉の腫れや咳を鎮めてくれるのです。

また、熱を抑える作用も。現代の風邪薬には塩化リゾチウムが配合されていますが、「風邪にはたまご酒」と言われる所以は、リゾチウムに似た成分が、そこに入っているからなのです。

なので、人混みに行った、風邪ひきの人に会った、という日はうがいをして、溶いたたまごスープなどを摂取することで、風邪になるのを予防します。

そして、風邪をひかないためにも、常にたまごを摂取することを心がけるといいですね。