たまごの形の不思議 ~夏休みの自由研究にもおすすめ!~

ヒトをはじめほとんどの哺乳類は親と似た姿で産まれてきますが、魚類、鳥類、爬虫類、昆虫など、卵からふ化して産まれてくる生き物も多くいます。水中で産卵する魚類や地面の上で産卵する爬虫類の多くはピンポン玉のように丸い球形の卵を生みます。そのなかで、多くの鳥類では独特な楕円形の卵を産むことが多いようです。なぜ鳥類の卵は楕円形なのでしょう?

それでは、実験してみましょう。

卵とピンポン玉をそれぞれ用意して、机の上に置きます。

まず、机に置いた卵の脇をそっと押してみてください。卵は、つぼんだ方を中心にくるっと円を描いて転がります。

次に、球形のピンポン球を押してみましょう。押した先へとまっすぐ転がっていきますね。

鳥類の多くは、樹上や断崖など、他の生物から襲われにくい場所にお椀形や皿形の巣を作り、産卵します。もし卵がまん丸な球形だと、親鳥が動いた衝撃などにより、卵が転がって巣の外に落ちてしまいます。では、楕円形だったら? そうです、その場でくるっと回り、巣の外へ落ちにくいのです。環境に適応進化した結果が、この楕円形なんですね。

ただし、すべての鳥が楕円形の卵を産むわけではなく、丸い卵を産む種類の鳥もいるのだとか。それはどんな鳥なのでしょう? 理由もあわせて調べてみると面白そうですね。