「お酒を飲むのは大好き、でもいつも飲みすぎて二日酔いになってしまう」という方に朗報です。たまごが二日酔いに有効だってことご存知でしたか?

アルコールは、身体に吸収され血管に入ると、肝臓でアルコール→アセトアルデヒド→アセテート(酢酸)という順番で分解されていきます。アセテートは血液にのって全身を回りながら、筋肉や脂肪組織で二酸化炭素と水に分解され、吐く息や汗、尿として排出されます。二日酔いにならないためには、できるだけ早く二酸化炭素と水の状態にすることです。

二日酔いは、肝臓がアセトアルデヒドを分解しきれないことで起こります。

アルコールが肝臓で分解されてできるアセトアルデヒドという物質は、タバコの煙などにも含まれる有害物質。このアセトアルデヒドには、吐き気や動悸、頭痛などを引き起こす働きがあり、これが二日酔いの原因となるのです。

お酒をたくさん飲みすぎると、肝臓がアセトアルデヒドを十分に処理しきれず、血液中のアセトアルデヒドの濃度が高くなるため、その毒性によって胃痛や胃もたれ、胸やけ、吐き気、動悸、頭痛などの症状が現れます。

また、アルコールの刺激で胃が荒れ、機能が低下することや、脱水症状になることなども、二日酔いの不快な症状を引き起こす要因となります。

そこでたまごの登場です。

たまごに含まれるLシステインが、アルコールやアセトアルデヒドを分解する酵素の働きを活性化し、早く無毒の状態にしてくれるのです。このLシステインは、あまり食品には含まれていないものですが、卵を食べるとメチオニンというアミノ酸が体内に入り、これによって身体の中で作ることができるのです。

でも、調理法によってはたまごの消化吸収の時間が大きく変わるので気をつけて食べ分けてください。半熟の消化時間が1時間30分なのに対して、生たまごは2時間30分、ゆでたまごと目玉焼きが3時間。なんと半熟と目玉焼きでは1時間30分も消化時間(「たまご大事典」より)が違ってしまうのです。

監修: 沖 五月 (管理栄養士・スポーツフードスペシャリスト)