| 最近新聞、雑誌、TVがこぞって取り上げている“アンチエイジング”。
それって「化粧品や美容整形なんかと関連した肌のこと?」「お年寄りが若返りのためにすること?」と、まだまだ誤解が多いようです。
“アンチエイジング”の第一人者 同志社大学アンチエイジングリサーチセンターの米井嘉一教授にお話を伺いました。
多くの女性が化粧品会社やエステサロン、雑誌に踊る“アンチエイジング”という言葉に心惹かれて様々な商品やサービスを購入しています。あるドラックストアの調査では売場のどのようなカテゴリーに興味がありますか?という質問に対し、実に3割以上の方が“アンチエイジング”と回答したそうです。
「まずみなさんにお伝えしたいのは、これさえやればとか、これさえ飲めば“アンチエイジング”という商品やサービスはありえません。老化の仕方は人それぞれです。100人いれば100通りの老化があります。まずはそこをきちんと理解してください」
2000年に日本鋼管病院で日本の総合病院として初めて“老化度判定ドック”を開設し、これまでに1500名以上の老化度を診断してきた米井教授は話す。
「とはいえ、若さのためにもっとも大切なのは気の持ち方。“病は気から”と言いますが、“老化も気から”最近では“きれいも気から”と言っています。いつまでも若く美しくありたいという願望をもつことから“アンチエイジング”が始まります。ですから、“アンチエイジング”に関する商品やサービスに興味を持つことは良いことです。ただし、まずは自分の弱点を知ること。そしてその弱点を克服するために何が必要なのか?それを考慮して商品やサービスを購入してほしいですね」
米井教授によると、“アンチエイジング”=抗加齢医学では、老化には病的な老化と避けがたい老化があり、病的な老化の原因=弱点を早くみつけて原因や危険因子を探り、解決していくことで若さを保ち、健康長寿を達成することを目標にしているそう。それでは、弱点はどのようにして見つけたらいいのでしょう。
「最近では“アンチエイジングドック”を開設する医療機関が増えています。私のホームページでも紹介しています( http://www.yonei-labo.com/
partnership/index.html)。“アンチエイジングドック”では、みなさんの老化の状態や弱点の結果とともに、一人ひとりに適正な様々な情報を教えてくれると思います。そのためにも受診する価値は大きいと思います。また、“アンチエイジングドック”よりは大幅に精度が落ちますが、気軽に自分の弱点を知りたい方には、Webで結果を得られる“アンチエイジングOnlineチェック”( https://www.aaolc.jp/index.htm)というシステムもあります」(米井教授)
では、弱点を知った上で、どのくらいの状態を目指せばいいのでしょうか? 若ければ若いに越したことはないのですが…。
「単なる暦どおりの年齢は意味がありません。大切なのは活きのよさ。勘違いしないでいただきたいのですが、見た目の若さにすぐ走るのはあまり感心しません。例えば世の女性はむやみにやせたいといいますが、ある程度の脂肪と筋肉はアンチエイジングにとって必須です。無理なダイエットによって、老化の要因である活性酸素から遺伝子を防御する役割もある脂肪を落としすぎたり、必要なミネラルを摂取しないから骨が弱くなったり、持っているだけで代謝機能を高めてくれる筋肉まで衰えてしまったら、一時的にはやせてもリバウンドしやすくなったり、病気になったりとこれでは本末転倒です。いきいきとした生活が送れてこそ若さは保てるもの。みなさんにはもっと内面的な若さに注目してもらいたいですね」(米井教授)
若さを保つために、必死になってやっていたことが実は老化を加速させている・・・そんな怖いことないですね。
「あとひとつ。これだけはみなさん全員に言えることがあります。タバコはやめましょう。タバコはニコチン、タールが肺にダメージを与え、血管を収縮させるので血流を悪くします。フリーラジカルを発生させて細胞を酸化させますし、肌などの見た目と血管や肺などの内面の両方にとって有害で、百害あって一利なしです。健康を保ち、若さと美しさを目指したいのであれば、絶対に吸ってはいけません」
ごもっともです。みなさん肝に銘じましょう。
米井教授には、今後もこのHPのアンチエイジングに関するアドバイザーとしていろいろと伺っていきたいと思っております。またのインタビューをお楽しみに。 |